この街から東に位置するところに遺跡が発見された。
そこに行った者もいるがまだ少ない。
だが、もう宝などめぼしい物は無くなっているだろう。
しかし、行った者たちによれば宝らしきものはなく、
入り口から真っ直ぐつながっている広間だけしかないという。
たいていの遺跡には隠し通路があり奥につながっているが、
その遺跡にはモンスターが住み着いていて
モンスターの巣窟となっているという。
モンスターはある程度の力がないと倒せず
その広間につくのも難しいという。
今の時点ではまだ誰も奥に行っていないだろう。
「・・・だそうだ」
男は、ほかの者から得た断片的な情報を
わかりやすく、
余計な部分を省き、
必要な部分をまとめ、
隣に座っているロイに話す。
(ジッと黙って聞いているあたり、
多少は興味があるようだ。)
「そこでだ、見てのとうり
俺は腕っ節は立つがいかんせん迷路や罠の類は苦手でね、
兄さんに宝探しを手伝って貰いたいって訳さ」
そう言って男は背中に吊ってあった巨大な剣をチラリと見せた。