「何しやがる!喧嘩でもうってんのか?」
男は手加減をしているがロイはうまく抵抗できなかった。
ロイはそのままの状態で男をにらみつける。
「あれ、全然ビビらないのね」
(酒が入っていて、気が大きくなっているだけかもしれないが、
少しは肝が据わっているようだな。)
「とりあえず商談でもしようと思ったんだけど、
兄さんがあんまりにも酒ばっか飲むから
チョイと取っただけのつもりだよ」
そういって体勢を直しカウンターの席に座る。
「ん!商談?」
(何かわかるかもしれない。
一応聞いてみるか。)
ロイもその男の隣に座る。
「で、内容は?」
さっきまでの態度とは違いかなり落ち着いている。
(商談と聞いた途端に顔が引き締まったな。
まあ、ダメでもともと、
最悪の場合は切り捨てればいいか。)
「ああ、内容は・・・・・・」