(背景 部屋)
結果的に彼は生き延びた

銃を一発も撃たずに

ナイフの一振りもせずに

無事生還を果たした


そういったことが何度も続き

その度に彼は傷だらけ


そのくせ反撃は一切しない


いつも私の傍に居て

時たま注意をするだけだった


何故私について来るのか

一度だけ聞いてみたことがあった


その時彼は

顔を赤くして頬を掻くだけで

答えてくれなかった


ただ無言で私の頭を撫でるだけだった


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