手から滑り落ちる凶器

しとしとと滴り落ちる雫


静寂に包まれた世界で

私は泣いた


彼がいない世界に

恐怖を感じた


視界に彼の姿は無い

私は何処まで来てしまったのか

彼のいる元に行こう


ふらふらと

重くなった体を動かし向かう

血が足りなくなってきている


白いもやが辺りを包み

寒気が体を蝕む


一歩一歩が重く体がぶれる


彼がいた


でもあと少しで足が動かなくなった

バランスを崩し地面に倒れる


もう少しなのに


もう少しで彼に言えるのに


体は動くことを拒む


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