(背景 ビル群)
そしてしばらくして
私たちは人を殺さなくなった
殺す必要が無くなった
彼は遠くに行こうとして
何のしがらみも無い土地に行こうと
無邪気な顔で言った
私の返事は決まっている
うん
とうなずき 私たちは逃げた
アジトを残し 遠くに逃げて 新しい生活を求めて
遠くに逃げた
その時の想いはただ純粋で
問題を先送りにしているだけだった
でも確かに言える事は
私の人生で一番 生を感じられた時間
彼と最も親密に過ごせた時間
この時が永遠に続く事を信じてた
でも
首輪の外れた強犬を
彼ら 裏の世界は逃がしてくれなかった
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